今回はTwitterのフォロワーさんからリクエストを受けて
SwitchBotの温湿度計で「外気温を測るための百葉箱の作り方」を解説したいと思います。
作り方だけでなく、設置場所や設置方法も解説していますので、是非最後までお付き合いください。
SwitchBotの温湿度計はツイッターの住宅界隈で人気の温湿度計です。
人気の理由は
*温湿度計をクライドで一括管理
*温湿度のロガーとしてデータを保存と出力できる
*価格が安い
ということで、一家で4個も5個もまとめ買いしてる人が多数います。
我が家も温湿度計は6個所有しております。
SwitchBot の温湿度計で外気温を測れることのメリット
*出先からでも外気温によってエアコンの起動や温度設定、湯沸かしの参考にできる。
*外気温をキーにスマートホーム化で各種操作できる。
(例)外気温が10℃を下回ったらエアコンや加湿器など自動で起動させるなどことができる【別売品が必要】
Twitterの住宅界隈でも多く方が使われています。
今回は使い方や機能、できることなどは省略させていただきます。
そもそもSwitchBot の温湿度計ってどんなもの?と気になる方は下記のブログがとても分かりやすいので、
参考にしてみてください。
*しんば(@shimbakone)さん
温熱環境を整えるのにおすすめ!SwitchBot温湿度計【hub miniは必要?】
*さぬきペンギン(@NSW23092)さん
SwitchBot 温湿度計とHub miniを買って、家の温湿度を管理しよう!!
是非、今回の記事を参考にSwitchBotの温湿度計で外気温を測っていただければと思います。
材料と道具
今回、使用するものは3点
*プラスチック段ボール(通称:プラダン、ダンプラ)
*防水気密テープ(ガムテープでも接着剤でも固定できれば代替可能)
*結束バンド(ヒモなどでも代替可能)
*プラダンはホームセンターでも取り扱いのある手に入りやすい材料です。
サイズ:16cm×24cm が最低必要になります。厚みは2~3mm程度で大丈夫です。
ホームセンターによって取り扱いサイズが異なるので、必要に応じて購入して下さい。
価格もA3サイズでこの程度です。
*一家に1個はある、気密防水テープを使います。屋外で雨風にあたるので耐久性を考えると気密防水テープが良いと思います。
実際に我が家で使っているものも1年近く使っていますが、全く問題ないです。
ない場合には、ガムテープなど多少の濡れても剝がれないものなら何でも大丈夫です。

*結束バンドは百葉箱を固定するために使います。長さは巻き付ける場所に応じて選んでいただければと思います。
短い場合には付き足して使うこともできるので、長さが足りなくても問題ありません。
また、結束バンド以外でもヒモなどを代用して固定できるものがあればそれでも可です。
【色が白黒の2色ありますが、白:屋内用 黒:屋外用 となっているのでお間違えの無いようして下さい。】

次に必要な道具です。
*カッターナイフ
*定規
*ボールペン
*ドライバー(穴あけのため)
道具に関しては、最悪カッターと定規さえあれば作れます。
それでは、いよいよ作り始めます。
ステップ1⃣ 切り出し
まずは、プラダンを切り出していきます。
切り出しのサイズは縦16cm×横24cmです。
カッターと定規を使って切り出します。

大きく切り出したら今回製作する寸法を確認します。
今回は、スイッチボットの温湿度計のジャストサイズになっています。
自分は、普段はネタトモの外気温計も置いているので、もう少し大きな箱を使っていますが、
スイッチボットだけのユーザーは下記の図を参考にしていただければと思います。
完成した写真を見て、他に入れたいものやゆとりが欲しい場合は、応用していただければと思います。
切り出したプラダンに下記の展開図のサイズを転写していきます。

サイズを測って線を書いていきます

線を書き入れ終わりました。

線を書き入れたら余分な四隅を切り落とします。
*この四隅は端材として最後に使いますので、取っておいてください。

ステップ2⃣ 切り込み
次に、残りの線を書いてあるところを切り込みを入れていきます。
プラダンは縦横の繊維方向があるのですが、繊維方向に平行に沿った方向はスッと切れ込みが入れやすいのですが、
下記の画像の繊維方向に対して垂直に切る時に切り過ぎに注意してください。
難しければ、優しく何度かに分けて切り込みを入れてあげると切りやすいと思います。

切り込みが入れ終わるとこのように折り曲げられるようになります。

次に追加で一か所切れ込みを入れます。
下記の赤線部分に黒い線から約1cmくらい離したところにも切り込みを入れてください。

そうすると下のようになります。

次に通気用の窓の切り込みを入れていきます。
サイズは下の図を参考に縦横1.5cm×4cmで開けてください。
*水色の線は裏から切り込みを入れてください。

通気窓の切り込みを入れるとこのようになります。
水色の部分を外側から切り込みを入れてしまっても開閉はできますが、内側からの方がよりスムーズに窓が開きます。

次に底面になる部分に通気と万が一の水抜き用の穴をドライバーでブスブス開けていきます。
これは適当で問題ないです。

通気窓の切れ込みと水抜きの穴を開けるとこのようになります。

ステップ3⃣ 組み立て
それではいよいよ、組み立てていきます。
下の画像のように両側を内側に入れ込んで、テープで固定します。
上で気密テープと言っていますが、固定できればなんでもオッケーです。
接着剤やガムテープ、グルーガンなど固定して外れないものなら何でも大丈夫です。

そして、最初に出た端材をここで使います。
この4枚の端材をテープでつなぎ合わせます。

そして、百葉箱の上面となる部分に固定し、雨避けと庇にします。

雨避けを付けたら温湿度計を中へ入れます。
入れるとこんな感じでスッポリと収まると思います。


収まることを確認したら、一度取り出して
下の画像のように百葉箱を固定するための穴をドライバーで開けます。

穴を開けたら固定するために使う結束バンドやその他ヒモなどを通します。

結束バンドを通したら正面をテープで固定して完成です。
(くれぐれも温湿度計を入れるのを忘れないで下さい。何のために作った箱かわからなくなります。)

以上で、完成となります。
取り付けイメージ
我が家では雨樋に取り付けをしています。
雨樋のない家はないと思いますので、できるだけ直射日光の当たらない北面の風が通る場所に設置するとより正確に測定できると思います。

丁度いいところに雨樋も何もないという方に向けては、
プラ杭や鉄杭を地面に刺して、それに直接つけたり、杭を支えにして腐ったり錆びない棒で延長して百葉箱を付ける方法もあります。
湿気上がりなどを考えると地面から1mくらい高いところに設置できると良いと思います。
プラ杭も1500㎜くらいの長いものもあります。
またはこういった園芸用の支柱をホームセンターなどのバラ売りで購入するのも手だと思います。
温湿度計自体は重いものではないので、しっかりと支柱を地面に刺していれば、倒れることはないと思います。
是非、参考にしていただき、温湿度計を設置してみてください。
設置された方はよろしければ設置報告のコメントをいただけると嬉しいです。
実際に製作する方向けに図面が下記にありますので、ご確認いただければと思います。
SwitchBot の温湿度計を複数所有して、温湿度データをロガーとしてクライドに保存する使い方をしたい方は、
下記のハブミニも併せてご購入ください。
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外気温から天候を推測して、カーテンの開閉を自動で行い、日射の取得遮蔽を簡易で自動化することもできます。
SwitchBot カーテン 自動 開閉 スイッチボット – Alexa Google Home IFTTT イフト Siri LINE Clovaに対応 …
今回、製作した百葉箱の図面が下記になります。
点線部分は切り込みを入れる部分です。
今回はジャストサイズで製作しておりますので、必要に応じてサイズを調整していただければと思います。

注意
今回の簡易百葉箱はスイッチボットを屋外に置いても壊れないことを保証するものではありません。
これだけはご了承の上、自己責任の下で設置いただきますようよろしくお願いいたします。
と、言いつつも実際にこのような作りで自分は1年近く使っているので、たぶん大丈夫だと思います。
家づくりを検討中の方で工務店をお探しの方は下記のリンクからもしよろしければ、資料請求をしてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も一施主の発信として、より多くの方に高性能住宅というものを知っていただく機会とそれを手にしていただく一助となれれば幸いです。
コメントや感想などをいただけると今後のテーマにさせていただいたり、自分自身の発信の励みになります。是非、よろしくお願いします。
家づくりでお悩みのある方はお気軽にご相談ください。
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