【載せるべき理由】太陽光発電の設置費用と我が家の考え

太陽光発電

家づくりで度々、議論されている太陽光パネルを設置するか否かについてですが、我が家では太陽光を設置しております。

今回は、我が家で載せた太陽光パネルの設置費用なぜ我が家で載せることにしたのかをご紹介したいと思います。
太陽光を検討されている方は是非、最後まで読んでいただき、参考にしていただければと思います。

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我が家の太陽光の導入費用

早速、我が家の太陽光パネルの導入費用を公開したいと思います。

まず、簡単に我が家のシステムを紹介したいと思います。

パネルメーカー:カナディアンソーラー
パネル積載量:6.75kw(375kw × 18枚)
パワコン:5.5kw × 1台

これを元に総額費用の内訳はこんな感じです。

数量単価金額
375W モジュール18¥21,000¥378,000
屋外パワコン 5.5kw1¥130,000¥130,000
カラーモニター1¥63,000¥63,000
計測ユニット1¥35,000¥35,000
一括制御リモコン1¥6,500¥6,500
通信ケーブル 1P 20m1¥3,000¥3,000
通信ケーブル 2P 20m1¥6,000¥6,000
延長ケーブル 30m3¥8,000¥24,000
太陽光架台1¥63,136¥63,136
¥708,636
システム設置工事費1¥100,000¥100,000
システム電気工事費1¥110,000¥110,000
諸経費1¥50,000¥50,000
東電申請,認定申請費1¥15,000¥15,000
¥275,000
¥983,636
値引き調整額¥1,818
¥981,818
税込み合計¥1,080,000
補助金¥80,000
¥1,000,000

と、内訳はこのようになっています。
6.75kwを搭載して総額100万円ですので、kw単価は14.8万円/kwになります。
kw単価15万円以下は住宅用ではかなり安い金額の部類になると思います。


太陽光の見積りの注意ポイント

太陽光パネルの見積もりを見る時の注意ポイントを2つご紹介します。

kw単価

kw単価というのは基本的に載せれば載せるほど、施工費などを多くのパネル枚数(kw)で薄めることができるので安くなります。
ですので、9.9kw載せて15万円/kw と 3kw載せて15万円/kwでは、同じ単価でもパネル以外の安さが全く違います。

見積もりを比較するときはkw単価だけで比較するのではなく、どれくらいのシステム総量に対して単価がいくらなのかを見る必要があります。

業者の中には住宅でいう坪単価を安く見せるように、
システム搭載数を多くして単価を安く見せて他社より安いことをアピールする業者もいます。
kw単価だけに踊らされないように比較検討してみてください。

値引き額

太陽光はハウスメーカーでの住宅購入時のように値引き額がとても大きいです。
値引き交渉を2~3回すると適正価格になるというイメージで良いと思います。

我が家の場合でも、同じようなシステム搭載数で最初は220万円で提示されていました。
それが結果的に半値の100万円で決着できました。

もちろん、値引き交渉には注意点や交渉術、ケースバイで様々なことがございますので、すべての方にオススメするわけではありません。
ただ、一般的に太陽光の見積もりは高めに提示されるケースが多いというのは念頭に置いておくと良いと思います。

太陽光についての考え方

我が家の太陽光についてのもう少し深掘りをして、なぜこのような選択をしたのか、
各項についての私の考え方をご紹介したいと思います。
また、FIT(固定価格買取制度)が安くなる中で設置するべきか否かなどをご紹介したいと思います。

太陽光を載せた経緯

家づくりを検討したはじめた最初の頃は太陽光は載せるつもりは全くありませんでした。
その頃のイメージは太陽光の固定買取価格は年々下がっていて、
今更載せても儲からないというイメージとそんなもので家の外観を悪くしたくないという気持ちでした。

そんな中、家づくりを進める中で様々な情報に出会い考え方が少しずつ変化しました。
特に松尾設計室の松尾先生のこちらの動画が本格的に検討をするきっかけになったと思います。

都道府県別リスク込みでも得する太陽光発電の選択法と運用法

導入によるリスクと今後の電気代上昇のトレンドを検討して、本格的に導入に前向きとなりました。

導入を検討するにあたって導入に際して発生するリスクに対処してくのかを色々と考えました。
次の項で詳しく説明をしますが、個人的にここまでのリスクなら許容できるというのが見通せたので、導入するに至りました。

搭載場所

我が家では太陽光パネルガレージに設置しております。

まず、積載場所についてガレージにパネルを搭載した理由はいくつかありますが、
意匠性と住宅への搭載リスク回避と費用が主な理由になります。

意匠性

我が家の外観はアメリカンな外観となっており、見た目にこだわりたいという気持ちがありました。
そんな中でこだわった外観を損ねる太陽光は載せたくないという気持ちが大きく、導入時のハードルの一つとなりました。

そんな問題点を解決する一つの策として、ガレージへの設置を思いつきました。
これがその他のリスクに対しても対処することができることにもなったので、我が家での導入を大きく前進させることができました。

住宅の屋根への設置リスク

住宅への搭載リスクとして、雨漏り耐震性などに影響することが主に挙げられます。
もちろん、屋根形状や材質、施工方法などによってリスクの高低は変わります。

一般的に雨漏りに関しては、リスクの少ない施工方法を選び、
耐震性に関してもパネルを加味した上で構造計算をすれば、リスク回避は可能です。

幸いに我が家ではガレージがあり、家に載せないという選択肢があったためにガレージ載せることができました。
住宅の屋根に載せて限りなくリスクを0に近づけたとしても屋根に載せる以上は、0になることはありません。
これをガレージの屋根に載せることでリスクを0にできるというのは太陽光を設置する上で大きな強みとなりました。

ガレージに載せることで施工上のリスクとなるのは電気配線の貫通部のみになりますので、
事前に空配管をしておけばこのリスク回避も十分にできます。

イニシャルコスト

ガレージの屋根は折板屋根という工場でよく使われる屋根材を使用しており、
取り付けに使う金物を安価に抑え施工スピードも速いので、導入金額を安くすることができます。
イニシャルコストをできるだけ抑えることで、万が一のことが起きても損失を小さくしてくれるので、
ガレージに設置することにしました。

すべての皆さんがガレージを作る余裕はないかもしれませんが、カーポートガレージを検討している方は、
是非、家以外の屋根への設置ということも検討してみてください。

積載kw

何kw載せるべきかというのもよく議論になりますが、個人的な考え方として、
載せれば載せるだけkw単価は安くなりますが、イニシャルコストの総額が増えるので、発電量が増えて回収期間が短くなるとはいえ、
負担も大きくなり、FIT(固定価格買取制度)後の余剰発電量がもったいなく思ってしまう
ので、
卒FIT後から将来的な消費電力量を見込んで、できるだけ自家消費比率を上げられる積載量で考えました。

それと同時にパワコン1台で収まる範囲という条件で考えていました。
10年から15年程度に1度交換サイクルがあり、ラニングコストを考えるとパワコン1台に収めることが、
故障のリスク低減にもつながり、ランニングコストも抑えられる
のではないかと思っています。

パワコン1台から逆算して、パネル枚数を考えると6kw~7kwくらいが個人的には丁度良い過積載だと思います。

その結果が、ガレージに載せた6.75kwでした。

産業用だと過積載率200%とかもありますが、住宅用という点から考えると130%以下くらいに抑えた方が良いと思います。

と、こんなブログを書いていたらタイムリーに

しあまる(@845izmd)さんのツイートでゼルビス(@shincho183cm)さんもリプされていました。
残念ながら、ゼルビスさんは鍵垢なのでリンクは貼れませんが…


今、現在のライフスタイルでは過剰ですが、10年以内に家族が増えたり、電気自動車への乗り換えなど、
将来的な需要電力が増える可能性冬や曇りの発電量の少ないときでもできるだけ買電量を減らすために、少し多めに載せています。
20年以上経って発電効率が落ちても積載量が多ければ、それなりの発電量を確保することができるというのも理由にあります。

ただ、先ほどもお伝えしましたが、kw単価にとらわれ過ぎて総額が高くなってしまっては元も子もありません。
適正量を載せてイニシャルコストという最大のリスクに対してのリスクヘッジを考えると良いと思います。

電気代

太陽光を載せる目的にしている一番多いと思われる理由の電気代ですが、
太陽光を載せる方は、発電をして日中の買電を抑えながら、余剰売電で電気代を相殺するというのが目的の方も多いと思います。

世間ではSDGsや脱炭素といった理由で太陽光を推進している流れもありますが、
環境よりも自分の家計の方が関心が強い人が多いのではないでしょうか?

電気代の上昇でよく言われる再エネ賦課金ですが、2012年に0.22円/kWhだったものが2022年には3.36円/kWh15倍になっています。

これをもう少しわかりやすくすると月々の電気使用量が500kWhと仮定すると

2012年に110円だった再エネ賦課金が10年後の2022年には1,680円になっています。
どれだけ再エネ賦課金が上がっているかがわかると思います。

再エネ賦課金って何という方に簡単に説明すると、電力会社はFIT(固定価格買取制度)で強制的に買取をさせられるため、
その買取のための費用を電力利用者から再エネ賦課金という形で徴収しているもの
で、太陽光を載せてない方には何とも迷惑なものです。

次にこちらは電極料金の平均単価推移のグラフになります。

引用:資源エネルギー庁 日本のエネルギー 2020年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」

赤線グラフが家庭向け電力の単価推移ですが、実は東日本大震災以降に単価は上昇しましたが、そこから原油安によって下降し、
直近でもコロナによる経済停滞によって原油価格が下落し、それに伴って平均単価も安くなっています。

ただし、大きなトレンドとしては今後も電気代上昇がトレンドという見方が多いようです。
ましてや、ウクライナ情勢によって原油価格上昇し、電気代上昇に拍車がかかると思われます。

そんな中で太陽光を設置し、自家消費することで、買電を減らすことができます。
太陽光を好条件で設置できれば、年間電気代収支はプラスになるばかりでなく、
冷暖房を我慢することなく使えるので住環境を快適にすることもできます。

まとめ

さて、今回も長々と5000文字のブログを書いてしまいましたので、
サクッとここまでを簡潔にまとめたいと思います。

我が家の太陽光の

導入費用は100万円

kw単価は14.8万円

設備内容は

パネルメーカー:カナディアンソーラー
パネル積載量:6.75kw(375kw × 18枚)
パワコン:5.5kw × 1台

設置するか否かの判断は

1.太陽光の発電が見込める発電条件で設置ができるか

2.建物への雨漏れや耐震など構造へのリスク回避を検討しているか

3.投資コストの回収に注目し過ぎて、初期投資コストが高くなりすぎていないか

最低限この3点はよく検討された上での導入をオススメしたいと思います。

では、どのように導入費用を落とせば良いのかというと「太陽光の一括見積サイト 」がオススメです。

今回、私が実際に使って業者の方から直接情報をお伺いした仲介料の安い一括見積サイトをご紹介したいと思います。

自分も最初は当てがなく、複数の一括見積サイトを使用しましたが、
効率よく、地元の太陽光の設置業者を見つけることができました。




SU〇MOカウンターと一緒で太陽光の仲介料にも闇があるので、これもまた後日解説したいと思います。

複数使った中で一番、しつこい営業電話もなく、全く知識のなかったころに色々と丁寧に教えてくださったので、結構助かりました。

サクッと試しに見積もり依頼をして、相場を見てみるのも良いと思います!お試しあれ!!

是非こちらのリンクから一括見積をしていただけると嬉しいです。
今後の太陽光シリーズを書く励みになります。
*ちなみにリンクはアフィリエイトなので、リンクから見積もり依頼をしてもらうとちょっとばかりのお小遣いが自分に入ります。

このほかにも、パネルメーカーの選び方やリスクを回避できるパネルの設置方法安く載せる方法なども今後ご紹介したいと思います。

今回はここまでになります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

太陽光発電 電気代
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自分の家づくりをきっかけにして、家が大好きになってしまった施主です。
これから家づくりをする人に一人でも多く高性能住宅の良さを発信してきたいと思います。家づくりに関する発信や家づくりをきっかけに興味を持ち始めたDIY、家電、ガジェット、スマートホームについてを発信していきます

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