太陽光パネルを安く載せる方法【業者選び編】

太陽光発電

太陽光を検討する上でとても重要な費用面について今回は解説したいと思います。
太陽光については賛否両論があり、各所で議論されています。

載せるべきかどうかについてはまた別の記事で詳しくご紹介をさせていただきたいと思いますが、
今回の記事はこんな方に向けてオススメの内容になっています。

*基本的には載せようと考えている方

*載せようか悩んでいるけど値段がネックで決めかねている

*施工業者をどう選べばよいかわからない

こちらの記事を読んでいただき、少しでも多くの方に安く太陽光発電システムを導入していただき、
より快適で、電気代に悩まされない暮らしをしていただきたいと思います。

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初期コストの重要性

まず、太陽光発電システムを導入するにあたって、とにかく重要になるのが初期コストです。
発電量を左右する日射条件も大切な前提条件ではありますが、日射条件も5年、10年先までは確実な予測をすることはできません。

万が一、将来に思った通りの発電が見込めなくなってしまった不測の事態にも、
初期コストをしっかりと抑えた適正価格で導入できていれば、被害を最小限に抑えることができます。

では、その重要な初期コストはどのようにすれば安く抑えることができるのかをいくつかの角度から解説したいと思います。

本編に入る前に我が家での太陽光の設置費用やどのような設備をどのくらい載せたのかこちらを一読ください。
こちらをサクッと読んでいただいてからの方がよりわかりやすいと思います。

施工業者編

施工業者選びが一番重要にして、難関と言っても過言ではありません。
逆に言えば、良い施工業者さえ捕まえられれば大きな失敗をすることもなくなりますので、
この施工業者選びは慎重に選ぶ必要があります。

同じ太陽光を導入するなら少しでも安く導入したいという考えの方は多いと思いますが、
逆に価格だけで業者選びをすると「安物買いの銭失い」になりかねないので、
価格両立をした業者選びの方法をご紹介させていただきたいと思います。

問題点

太陽光の施工業者選びの問題点として、主に以下の3点があります。

  • 施工会社の依頼ルート
  • 施工会社の業種 
  • 施工保証


昨今は、多種多様な業者が太陽光発電業界に事業参入してきており、
単に地域の電気工事店だけではなく、いろんな業者が参入してきており、
片手間で行政の補助金事業の甘い蜜を吸いたい悪徳業者が多いのも事実です。

他にも、太陽光は太陽光でも住宅用ではなく、産業用をメインにしていたり、
太陽光発電システムを販売しておきながら、窓口だけで実際の施工は協力会社や下請けに出している会社もあります。

施工業者によって保証の有無や期間にも違いがあります。
*ここでいう保証とは各パネルメーカーの保証ではなく、施工業者が独自に行っている保証です。

また、これから家づくりをする方の施工業者選びで1つ重要となるのが、

  • 家を建てるハウスメーカーや工務店経由で依頼をするのか
  • 施主が太陽光パネルの施工業者を手配するのか

どちらにするのかで、初期コストに大きな影響があります。

これらの問題点を各項で詳しく解説したいと思います。

施工会社の依頼ルート

最初にこれから家づくりをする方が悩むであろうどのルートで依頼をするかという問題です。
先ほどもお伝えしましたが、ハウスメーカー(or工務店)に依頼して太陽光の業者を手配してもらう方法と
施主自らが太陽光の業者を探して、直接手配する方法の2パターンがあります。

住宅会社経由での手配

そもそも住宅会社によっては、自社以外での施工を認めないケースもありますので、
自分で手配を検討していた方は確認が必要になります。

自社以外での施工を認めない理由は、単なる囲い込み以外に住宅設備との連携問題や施工保証の範囲問題など、
色々な問題が絡んでおります。

直接手配を断られた場合には、大人しく諦めましょう
住宅会社経由での手配は、比較的高くなりやすい傾向にあるので、
その価格で初期コストを回収できるのかで考えるしかありません。

見積もりに無駄があれば省いて初期コストを落とすことは可能ですが、
単なる値引き交渉は、住宅会社としては家一軒の請負契約として、トータルの利益で相殺されてしまう可能性もあるため、
値引きが意味をなさない可能性もあるので、注意が必要です。

ただ、住宅会社経由での施工が絶対ダメというわけでなく、良い面はもちろんあります。

施主が自分で業者を探して、段取りする手間がなくなります。
太陽光関連のトラブルが発生した時の窓口を1つにできるので、業者間での責任の擦り付け合いを回避しやすくなります。
建築途中にできるので、足場費用などを節約することができます。
電線の引き込み用の貫通部などは住宅のプロが施工してくれるので、断熱気密性能を考えて施工してくれる。

などなどの良い面もあります。
ただ、自分の考えとしてはコスト面を考えると後述の施主による手配の方が、初期コストは抑えやすいと思います。

施主による直接手配

それでは、晴れて直接手配を認めてもらえた施主さんですが、
ここでもいくつかの問題点があります。

そもそも直接手配を認めてもらえたけど、

  • 引き渡し前に工事をさせてもらえる
  • 引き渡し後でないと工事をさせてもらえない

この2つのパターンがあると思います。

基本的には、引き渡し前の工事はさせてもらえないのがごく一般的だと思います。
運よく、工事をさせてもらえる心の広い住宅会社さんと出会えたあなたはラッキーです。
工事中にできるなら足場代が浮くので、太陽光の初期コストが抑えられます。

どちらにせよ、注意していただきたいことは、
初めから家に太陽光パネルを載せるつもりなら、住宅会社さんに話して、打ち合わせをしておきましょう。

太陽光を設置するにあたってブレーカーの種類家の耐震性能のバランス電気配線用の配管など
予め検討しておくことが多数あります。

引き渡し後に自分で勝手に手配するから言わなくていいや!ってのはダメです!
特に耐震性能の検討と電気配線の家の貫通部分の処理は確実に住宅会社さんにやっていただきましょう。

一番の理想は設計段階から太陽光の施工業者を決めて、
パネルレイアウトやパワコンの位置など一緒に打ち合わせができると理想的です。

また、その際に3者で工事責任区分保証区分についても話し合いができると更に良いと思います。

施工会社の業種

まず太陽光の設備は、産業用住宅用の2種類あります。
業者によっては住宅専門や産業専門、両方をやっているところとあります。

こでの問題は簡単で、住宅での施工実績が豊富にあるところに依頼をしましょう

産業用と住宅用では、主流のパネルメーカーも違いますし、施工技術にも違いがあります。
特に住宅の屋根に関しては、その下で生活をするわけですから、テキトーな施工がされては困ります。

また、価格に関しても住宅用のパネルメーカーとの取引量が仕入れ価格に影響するので、
HPなどで施工実績を確認して、産業用に極端に偏っているところはやめておいた方が無難だと思います。

また、住宅用の中でも新築をメインにしているのか、既築住宅での訪問セールスをメインにしているのかなど、
住宅用を販売する会社の中でも違いがあります。

もちろん、大半の会社が新築、既築の両方を手掛けていることが多いですが、
新築をハウスメーカーや工務店の協力会社として手掛けている会社さんはかなり絞られてくると思います。

そういった建築途中の新築を住宅会社から依頼を受けて仕事をできる会社さんであれば、
最低限の施工品質は確保できている
と思います。

新築を手掛けている会社であれば、断熱気密に関してもある程度の知識が見込めるため、
貫通部の処理などへの安心材料になると思います。

実際に、自分の依頼した太陽光の施工会社さんも某有名住宅会社の太陽光設備工事を請けており、
配電盤をいじる時に配電盤裏の気密処理をこちらから言わずとも施工してくれました。

厳密には気密ラインではないので、処理は必要のない場所(ユニットバス上)の空間なのですが、
そういった単なる電気工事以外の部分への配慮ができるのも、日ごろから新築工事で気密断熱を意識した工事をされているからだと思います。

これが既築住宅への訪問販売ばかりしかやってないところでは、
断熱も気密も理解せずに、壁にドカーンと穴を開けて、電気配線をして「はい、終わり」という感じが多いと思います。

こういったことから、依頼する施工会社が普段どのような仕事をメインにして、
どのような施工をしているのかを確認することが重要です。

直接的に初期コストには影響のない部分もありますが、
テキトーな施工をされてしまっては、修繕費などで逆に高く付くということも考えられます。

施工業者選びは適切で丁寧な施工を安価な適正価格でやってくれるところを探しましょう

*群馬県にお住まいの方で施工業者にお悩みの方がいれば、我が家の依頼した施工会社の担当さんを紹介することもできます。
施工会社さんにはかなり色々とお世話になったので、ご紹介をして少しでも恩返しができて、紹介者さんも安く設置ができればみんな幸せかなと思います。

施工保証

太陽光の保証というとパネルやパワコンの製品に対するシステム保証を想像する方が多いと思いますが、
ここでご紹介するのは、製品に対する保証ではなく、施工に対する保証を紹介したいと思います。

パネルメーカーによるシステム保証にも色々と違いがありますが、施工保証にも会社ごとに違いがあります。

施工保証とは具体的にどんな内容を指すのかというと、一番わかりやすいものは雨漏りです。

雨漏りというのは、太陽光発電システムの不具合ではないため、基本的にメーカー保証の適用外となるため、
施工会社の施工保証が必要となります。
メーカー保証としてやっているのは長州産業だけになります。

*基本的に屋根に穴を開けない設置方法をオススメしております。

パネルメーカーでは自然災害保証は別途オプションとなっていても、施工会社の保証で自然災害をカバーできる場合もあります。

保証に付随して施工会社の無料点検等の有無もあります。
無料点検も各種接続部の確認や電圧チェック、パネルの発電量チェックなど会社によって内容は様々です。

と、保証の内容を細かく見てしまうと長くなってしまうので、わかりやすくまとめると、

施工保証:10年以上

自然災害保証:10年以上(メーカー保証などによるものでも可)

最低限として、上記の保証が付く内容で施工会社を選べると良いと思います。

まとめ

今回も長くなってしまったので、

ここまでをサクッと簡潔にまとめてみます。

手配ルート

住宅会社経由…初期コストは高くなりがち、手間の少なさや安心感というメリットもある。
       金銭的メリットで考えるなら10年以内に初期コストを上回るメリットが得られるかで要検討

.

直接手配…どのタイミングで設置工事できるのか、耐震性能、保証問題や施工範囲など施主が積極的に動く必要があり、
     その代わりに、パネルメーカーの選択肢の自由度、初期コスト削減への期待度が高い

施工会社の業種

依頼する業者が住宅用の施工実績が豊富にあるかを確認する。
産業用と住宅用では、使用するパネルメーカーや施工技術に違いがあり、初期コストや施工品質に影響する。

施工保証

施工保証:10年以上

自然災害保証:10年以上(メーカー保証などによるものでも可)

施主が自分で直接手配ができるという方は、「太陽光の一括見積サイト 」での見積もりがオススメです。
(*ホントは施工業者経由で依頼する方にも一度、使ってもらいたいのですが、長くなるのでまた後日…)

地域の住宅用の太陽光設備に本腰を入れている業者さんを探すことができます。

自分も最初は太陽光業者に当てがなく、とっかかりを見つけるために複数の一括見積サイトを使用しましたが、
効率よく、地元の太陽光の設置業者を見つけることができました。

私が実際に使って業者の方から情報をお伺いした仲介料の安い一括見積サイトをご紹介したいと思います。





SU〇MOカウンターと一緒で太陽光の仲介料にも闇があるので、これもまた後日解説したいと思います。

複数使った中で一番、しつこい営業電話もなく、全く知識のなかった頃に色々と丁寧に教えてくださったので、結構助かりました。

サクッと試しに見積もり依頼をして、相場を見てみるのも良いと思います!

気になる方は、是非こちらのリンクから一括見積をしていただけると嬉しいです。
今後の太陽光シリーズを書く励みになります。
*ちなみにリンクはアフィリエイトなので、リンクから見積もり依頼をしてもらうとちょっとばかりのお小遣いが自分に入ります。

次回は太陽光パネルを安く載せる方法【見積もり編】をご紹介します。
価格を下げる重要なポイントになるので次回もお楽しみに!

また、パネルメーカーの選び方やリスクを回避できるパネルの設置方法、蓄電池なども今後ご紹介したいと思います。

今回はここまでになります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

太陽光発電
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自分の家づくりをきっかけにして、家が大好きになってしまった施主です。
これから家づくりをする人に一人でも多く高性能住宅の良さを発信してきたいと思います。家づくりに関する発信や家づくりをきっかけに興味を持ち始めたDIY、家電、ガジェット、スマートホームについてを発信していきます

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